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2008年07月06日

95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認

暫し前に95ステラと98TPのクラッチ部分って共通なの?と我がメンテ師匠境ルア常連の大溝さんから依頼が入って来たので、95ステラ3000改と98TP3000のメンテを兼ねて、バラシて互換確認して見ることにしました。

95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認ちょうど去年の今頃全バラシした感じではローラークラッチは「どっちも一緒」のような気がしてました。
95と98はスプール初め、ローターパーツ、クロスギア軸、その他もろもろ共通パーツが多い。はたしてクラッチ部分はどうなのだろうか?_?
ついでに共有できるパーツもちょいと確認してみます。

いやぁー久々にリールネタです。
分解前に道具を1つ持ってくるの忘れてしまった><
忘れた道具は0.89mm六角レンチ。これがあるとスプールシャフトに付いているドラグ支持のベアリングを抜くことが出来るので、ボディを開ける事無くローターをすぐ抜きだす事が出来るんです。だが、会社でカル51XTをいじり倒してたのでメンテセット一式を置きっぱなし。。。。
98TP3000君はダブルハンドルなのに持っただけでスーーーーとハンドルが動く程滑らかなセッティングが出てるので出来るだけ開けたく無かったんですが、(開けるのがちょっとメンドクサイ)フルメンテを後でするつもりで98TP分解②:ペンチと+ドライバーのみの分解手順
と同様な手順で全バラしました。

95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認
95ステラのスプール付けてる98TP3000。

95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認
パカッとボディフタを開けます。

95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認
リールを分解する時のコツは出来るだけデジカメとかで写真を撮っておいたほうが良いです。

これは、外したパーツがどの順番で組んでたっけか?とかこのネジどこについてたっけ?とかパーツの組み付け時に順番とか訳わかんなくなっちゃた時の確認用として、メモ代わりに強くオススメです。分解当日であれば結構覚えている物ですが、分解から数日開いちゃうと組み付け時に訳ワカラン状態になりやすいので備忘録みたいなものとして強くオススメします。


■シマノ系ほぼ共通のスプールシャフトの外し方。
下の画像程度まででしたらなーんも考えずに外すだけなので誰でもすぐ出来ると思います。最初につまずく所は「スプールシャフトどうやって抜くん?」って所らへんだと思いますのでちょこっと解説。エアロラップとかクロスラップとか偉そうな名前付いているシマノリールであれば手順は全部一緒です。
※自己流なので自己責任でやってくださいね

①摺動子のクロスギヤピンを抑えているネジを外す。
95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認
こんな感じに外す。

②すると、クロスギヤ軸をぐりぐり回してスッーと抜くことが出来ます。

③クロスギヤ軸を抜いたらスプールシャフトをクリンと回し、固定ネジを外します。
95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認
ここのネジ。

④摺動子が外せたら、スプールシャフトをそのまま抜くことが出来ます。
95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認



シャフトが外れると普通にローターを外すことが出来ます。

95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認
98TPのローラークラッチ部分


98TPが分解できたので95ステラに取り掛かります。

95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認
1年ぶりに登場。95ステラ3000H改

ちゃちゃちゃと分解します。
95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認

95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認

結構汚れまくってます。グリスも緑色になってますので海水が進入した証デスネ。磨耗汚れの黒いオイルも見られます。後日全洗浄しますかね。


95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認
95ステラのローラークラッチ組。

95と98のクラッチが取り外せたので比較してみます。


■95系と98系のローラークラッチ組の比較
上から
95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認

裏側
95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認

横側
95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認

で、結局ローラークラッチは付くのか?どうなのか?というと

若干上側の形状が異なりますが、全く問題なく互換性があります。

95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認
95ステラに98TPのローラークラッチ組を付けてみました。
ローターを組んでもちゃんと動きました。

ついでなのでその他のパーツも確認してみました。

■スプールシャフト
元々スプールに互換があるのでシャフトも使えるんじゃない?と思い比較。
比較したところ、長さ、太さは問題ないのですが、摺動子を固定する切込み部分が決定的に異なる

95ステラ3000と98TP3000のクラッチ、他互換確認
丸で囲んだところ。

結論:ヤスリで削っちゃえば使えないことも無い。

■ローター
部品代が高いのでわざわざ購入してまでという事はしないと思うが、95、98、若干スプールの調整ワッシャーで高さ調節が必要だが、相互に取り付けおよび正常利用が可能。
取り付け時にはそれぞれのピニオンギアにローターを固定する保持パーツを使う必要がある。
ただし、ピニオンギアに互換はありそうで無いので無改造でフローティングシャフト化は出来なさそう。
また、95に比べて98のローターのほが軽いのでそこに利点があるかもしれない。だが、きっと実行はしないw
95のローターが壊れてどうしょうも無い時に利用するかもです。
ちなみにボディ部は95の方が大きいにもかかわらず98より軽い。

気が向いたらその他の互換情報もまとめようかなと思います。


98系も去年でパーツ保持期間が終了してるので在庫のみのはずです。
98系はシマノスピニングの中でも07と同様に名機と称される程の完成度を持っています。(まぁ密巻き嫌いな人が多いからかもしれませんが。。。私は密巻き大嫌いです。)重さに目をつぶれば今でも十分にTOPクラスの現役で活躍できるポテンシャルは持っているので大事に使う方は今のうちに駆動系パーツを確保するのをオススメします。
それと、ベールアームが弱いのでラインローラー一式含めて予備があれば尚大事に使えると思います。



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この記事へのコメント
あ!吉田さん 病が感染しましたね。

 ギヤ周り、ベールアームは、保有しておいた方が良いでしょう。 95ステラのローターは、実は不満が有るのです。  95TPのローターは、最悪でした。

 
Posted by 大溝 at 2008年07月09日 01:00
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